Zoomでのオンラインプレゼンや講義では、PowerPoint(パワーポイント)をスムーズに画面共有することがとても重要です。
本記事では、基本的な画面共有方法から、発表者ツールの使い方・スライド表示の工夫・注意点までを初心者にもわかりやすく解説します。
ZoomでPowerPointを共有する2つの方法
Zoomでは以下の2通りの方法でPowerPointを共有できます。
✅ 方法①:ウィンドウ単位で共有(おすすめ)
- PowerPointのスライドショーを「ウィンドウ表示」にして、そのウィンドウをZoomで共有
- 発表者ツールを使いたい場合にも最適
✅ 方法②:画面全体(デスクトップ)を共有
- PCの画面全体を共有
- 他のソフトや通知が見えてしまうことがあるので注意
PowerPointをZoomで共有する手順(ウィンドウ単位)
- PowerPointを開き、スライドショーの設定をクリック
- 「モニター」の項目で「発表者ツールを使用する」にチェックを入れる
- スライドショーを開始(F5キー)
- Zoomのツールバーから「画面の共有」→「スライドショーウィンドウ」を選択
- 共有開始!
発表者ツールとは?
PowerPointの発表者ツールを使うと、発表者の画面にだけ「ノート・タイマー・次のスライド」などが表示される便利なモードです。
✅ 発表者にだけ見える情報:
- 現在のスライド
- 次のスライド
- 発表ノート
- 経過時間
これにより、聴衆にはスライドだけを見せながら、自分はスムーズに進行できます。
2画面(デュアルディスプレイ)での活用
発表者ツールを最大限活かすには、2画面(デュアルディスプレイ)環境が理想です。
- メイン画面:発表者ツール(話し手用)
- サブ画面:スライドのみ(Zoomで共有)
🖥 設定方法:
- PowerPoint →「スライドショー」→「モニター」設定
- 発表者ツールの表示先を「メイン or サブ画面」に選択
- Zoomで「スライド画面」を共有
1画面でも発表者ツールを使うには?
ノートPC1台でも次のような方法があります。
✅ 方法:
- PowerPointの「スライドショー」→「スライドショーの設定」
- 「スライドショーの表示形式」→「ウィンドウ表示」に変更
- 「発表者ツール」は別ウィンドウで起動可能(Windowsのみ)
画面共有時の注意点
⚠ 表示切り替え時に「黒い画面」が出ないように注意
- 「ウィンドウ単位」で共有していればスムーズ
- 「画面全体」の共有ではスライド切り替え時に一瞬黒くなる場合あり
⚠ 通知・チャットが映らないようにする
- 画面共有するウィンドウ以外は最小化 or 別画面に
⚠ Zoomツールバーがスライドにかぶらないように配置を調整
よりスマートに見せる工夫
- 画像や動画の埋め込みで印象アップ
- スライドの比率は「16:9(ワイド)」がおすすめ
- ノート欄を活用して話す内容を整理
- 配信中は「録画」も活用(事後共有・アーカイブ用)
まとめ
ZoomでのPowerPoint共有は、「ウィンドウ単位」で共有&発表者ツールの併用が最も効率的でスマートな方法です。
2画面環境がベストですが、1画面でも設定次第で十分活用できます。
発表者ツールを使いこなして、聴衆に伝わるプレゼンを実現しましょう!
他の記事では「Zoom画面共有の応用テクニック」「OBSと組み合わせた画面共有」も解説中!あわせてご覧ください。